富田先生の英語の授業が良かったです。特に、一学期に学んだ英文読解法は、ただ単に表現やイディオムを覚えればよいというものではなく、厳密に文法として英文を解釈するという、自分にとって革命的なものでした。酒井先生の現代文も良かったです。現代文の読み方や文章構造を学び、現代文は感覚で読むのではなく、必ず根拠が存在することを理解させてくださいました。
私は4月の中頃から本格的に代ゼミに通い始めたので時間があまりありませんでした。特に日本史は、高3になるまでしっかり勉強していなかったので、ほぼゼロからのスタートでした。しかし、サテラインはいつでも授業が受けられる上に、途中で一旦停止し、次の日に持ち越すこともできたので、学校の予定に合わせて柔軟に受講することができ、私のような現役生の強い味方でした。
夏休みは自分の勉強法の転機となりました。日本史で大きく遅れをとっていた私は、とにかく受講を進めなくてはという焦りに支配され、復習が疎かになり、浅い理解のままでした。その結果8月上旬の模試では、日本史が全くできませんでした。そこで勉強法を見直し、土屋先生に言われた通り復習に重点を置き、8月下旬の模試では大きく成績を伸ばすことができました。毎日、朝に一日のスケジュールを作ったことも効果的でした。
受験勉強はトライアンドエラーが全てです。まず、自分の中でどんな参考書を用いてどんな勉強をするのかを決め、それを実行し、模試の結果や、実際に入試問題を解いていく中で、自分の描いていた出来具合との乖離を見つけ、その原因と対策を考え、試験本番で取るべき点数に近づけていくというゲームです。ですから、先ずは志望校の入試問題を実際に解いてみて、何を求められているのかを知ることが受験勉強の第一歩だと思います。
夜は23:00を過ぎても勉強を続け、誰よりも長く自習室にいました。試行錯誤を繰り返しながら、自分の目標に近づいていこうと努力を惜しまない姿が印象的でした。妥協を許さず、最後まで諦めない挑戦は、これからの新たなステージでの大きな自信になったと思います。合格おめでとうございます!